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何をさして「人脈」というのでしょうか?
キャリアカウンセリングの講義や実践の中でこの「人脈」という言葉は、よく使われます。仕事に対しての情報収集などをしなければならないときがありますから、当然「人脈」は必要になります。また、私たちは職場内外において、「彼は人脈がある、ない」という話をします。人脈とは「根まわし」のことを言うのでしょうか?
私が人に対して「人脈」の定義を説明するときには、「人脈とはあなたに良い影響を与えてくれる友人・知人のことです」と話をします。しかし、そんな私自身でさえ漠然と「人脈」に対する定義をしているようです。何故なら、自分の人脈マップを作ろうと机に向かうと、何故かペンが止まってしまうのです。どうしてでしょうか?…自問自答をします。すると、素朴な疑問が、脳裏をかすめるのです。
自分から見て「人脈」にあたるだろうと思っている人…その人の側から見れば、自分はその人にとっての「人脈」と成り得ているのだろうか…と…
人は一度や二度は困っているときに助けてくれますが、そういう人を「人脈」と称するのでしょうか?なんか違うような気がするのです。広辞苑によれば「ある関係をもった人と人とのつながり」ということです。私流に解釈をすれば、人から人へと脈々と流れ続ける関係ということになるでしょう。いずれにせよ、「人脈」とは一方的なつながりだけで成り立つ関係ではなさそうです。
本当の意味での「人脈」とは、相手にアドバイスや援助を求めるばかりでなく、自分も何かしらのお返しをしなくてはならない、またはお役に立てなければならない、そんなことを理解していないと…真の意味での「人脈」関係にはならない…そんな気がするのです。
自分の人脈が増えることは同時に、自分も相手の人脈の一人になることでもあります。だからこそ「人脈」が増えた、その分だけ…、自分の人間としての価値観も高めなくてはならない…そんな気がしてくるのです。
「人脈」を増やすと言うことは、結局、自分自信を磨いていくことに他ならないのではないでしょうか…。
さて、コミュニケーションにはいろんなテクニックがあります。たとえば初めて会った人との会話では「まず共感できる点を探っていく」というのも当たり前ですが1つのテクニックですよね。営業マンがまず最初に天気の話や政治経済の話をするのは、なるべく高い確率で共感できるであろうネタの提供を意識しているからです。 そして次に簡単な質問。「ご出身はどちらなのですか?」などです。なるべく相手をしゃべらせるわけです。そして回答にうまく共感しながら(あるいは共感したフリをしながら)どんどんと情報を引き出しつつ、それらを絡めて新たな話題を作り出します。 もちろん自分のことも率先して話します。あなたの情報を相手に与えれば与えるほど、相手としてもしゃべりやすくなるわけですから。つまり特に初回のコミュニケーションはいかに相互の情報を素早く、そしてそつなく交換できるかが勝負となるわけです。そしてこの場合、能力が高い人ほど、その交換の回転を自分で意識的にスピードアップできるわけです。 ほかにも、「表情を使うテクニック」などがありますね。相手が何か楽しい話題をしゃべっているのなら、うなづきながら笑顔を見せる。これだけで印象が違います。笑いは緊張を解きほぐしてコミュニケーションを加速させますから。 特に私も「笑い」というテクニックを初対面の人によく使います。まず最初にバカなことを言って相手を笑わせるのです。そうすると加速的にコミュニケーションが進みます。 そして、大事なことですが、唯一口下手な人でもよいコミュニケーションが取れる方法があります。それは相手を好きになることです。人間というものは、自分のことが好きな相手に対しては嫌いにならないと言うことです。そもそも好きな相手ということは、興味があるということになります。 そしてこれが最も重要な話ですが、人間というのは人に好意を持たれると相手にも好意を持ってしまうのです。「あなたのことが好きです」という態度をストレートに取れる人を嫌に思う人はあまりいません。 ポイントは【人を好きになること】です。 |